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新卒者研修 ~ あなたならどうする?~

2018.7.20
広報 採用

7月も残り1週間とちょっとになりました。

連日、猛暑が続きますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

(くれぐれも体調にお気をつけ下さい)

 

さて、いまから遡ること約3か月前。

今年も6名の新卒社員を迎え入れることができました。

 

彼らも入社3か月を経過し、

仕事にもすこしづつ慣れてきた頃かと思います。

 

今日のブログトピックは

新卒者を毎年迎えるにあたり

必ず実施している「研修」について

ご紹介します。

 

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当社では入社から数か月は研修をしながら、

座学、現場研修を経て正式配属となります。

座学では当社代表 野口を筆頭に、

各現場の責任者がこれから仕事と向き合う彼らに

必要な知識をローテーションで伝えています。

 

今日はそのうちの一幕、

新卒者にディスカッションをしてもらった場面をご紹介。

 

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当社では誤出荷等の事故を「不適合事故」と呼んでいます。

本来行うべき手順を踏まずに作業を実施したり、

担当者間の情報伝達不足によって発生、

お客様へご迷惑を掛けてしまう避けるべき事象です。

 

当社では、「不適合事故」をZEROに近づけるよう日々取り組んでいますが、

完全にZEROにすることはできていません。

起きてしまった「不適合事故」に対し、

そこから何を学び、

どのように改善をし再発を防ぐべきなのか、

チームで討議し、運用を変更し、再発を防止しています。

 

 

今回の研修では過去に発生した「不適合事故」の事例を基に、

新卒者のみなさんに

“あなたが現場のリーダーだったら、この事例を改善するためにどうしますか?”

というテーマを投げかけました。

 

 

 

これがその時の様子

 

今回事例に挙げたものは

・事務所社員と庫内現場社員との情報連携

・庫内現場社員から作業者への指示方法

・作業者から庫内現場社員への報告方法

・庫内現場社員間の情報共有

 

といった「指示・報告系統」に課題があった事例でした。

 

新卒のみなさんには発生事象の書面のみ提示し、

どこに問題があるのか、

解決策は何なのか、

各自読み取って意見を出してもらう方式ですすめます。

 

 

ディスカッションの場は、

一人一人の個性が非常に出ます。

内容を整理し問題点を洗い出す人。

他の人とは違った視点で考察する人。

悩んで頭を抱える人。。。。。などなど

 

 

約10分程度の短いディスカッションでしたが、

皆が協力して意見をまとめ上げ、

最終的に彼らが出した結論は、

事例から見えてくる「課題」「改善方法」を正確に捉えたものでした。

 

これからも各持場で責任を持って仕事をする上で、

ぜひ今回のように”頭をフル回転して考える”癖をつけてもらいたいと思います。

 

 

そしてこうした事例分析を通して仕事で起こり得ることを把握し、

各自が仕事に対する着眼点を常に持ち続けてもらえれば、

当社にとって貴重な人財になってくれるのではないかと期待しています。

 

 

数年後、彼らがお客様からも頼られる社員になっていることを楽しみに。

今日はこの辺で。

 

<文・写真:システム課 飯塚>