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新卒者研修 ~商品ピックアップの要諦~

2018.8.31
広報 会社生活

8月も本日で終了。
みなさん、いやというほど体感されたかと思いますが、
とても暑い毎日でした(笑)

 

 

このような日が続くとやっぱり水分補給、
ドリンクが欠かせないですよね。

 

みなさんが日々手にしている商品、
例えば、スーパーやコンビニで手にする商品は
“みなさんが欲しいと思った商品”なので、
探すのもそれほど難しくありません。

 

 

物流のお仕事は、お客様が送って欲しいと思った商品を
お客様の代わりに我々がピックをして成立します。

 

※ピック=商品を選別し確保すること。

 

 

しかも

ピックする商品は絶対に間違えてはいけません。

絶対に、です。

 

加えて、

 

可能な限り

スピーディに正確に商品をピックすることが求められます。

 

でも、普段の生活の中からはその難しさ、注意しなければいかないことは
なかなかイメージできないものです。

 

 

今日は、そんな難しさを実感してもらうために新卒研修で行っているネタを
7月20日の記事につづき誌上公開します。

 

 

では、はじめましょう。

みなさん、このドリンクはご存じでしょうか?

おそらく知らない方はいらっしゃらないでしょう、はい

『カルピスウォーター』です。

 

 

 

では、ここから読んでいただいているみなさんは、

倉庫現場の作業スタッフになったつもりでお読みください。

 

 

 

 

これからみなさんに “ピック指示”を提示します。

指示にしたがって商品をピックしてください。

 

 

では 次の中から

『 カルピスウォーター を 1本 ピックしてください 』

 

 

 

えぇ~~~っとぉぉ・・・・・・・

 

はい、動き、固まりましたね?
適当にピックしてはいけません。

これ、どれをピックしても『カルピスウォーター』です。

だから、間違いでは無いとも言えますが、

 

お客様が本当に欲しい『カルピスウォーター』がどれか?は、

 

判断つきません。

 

 

倉庫内にカルピスウォーターがこれだけの種類あったら、
先程の指示では不十分なのがお分かりいただけると思います。

 

 

みなさんがご存知の商品ですら、正確にピックするためには
“正確な情報が必要”であることがここでわかります。

 

 

では、指示を改めます。
『 カルピスウォーター 430ml 1本 をピックしてください 』

どうでしょうか?

 

商品情報は先ほどより詳細なりました。
みなさんはきっとこのような行動に出ると思います。
“そうだ!商品に書いてあるよね、それを見て判断しよう!”
1本1本比較して、あ!これだ、になると思います。

 

 

でも問題が1つ。

 

 

 

 

とっても時間がかかります(汗)

 

 

 

 

そのうちに、なんとなく商品を覚えて
よく確認をしないままピックしてしまうという事故を起こします。

これも由々しきことです。

 

 

 

 

ピック作業の要諦は、
いかに短時間で間違うことなく目的の商品をピックできるか、です。

そのため、我々は

 

商品を保管する際に “ロケーションアドレス”

 

というものを商品と紐づけて管理をします。

 

 

 

それでは次の商品をピックしてください。

『 Cロケ カルピスウォーター 280ml 1本 』

 

 

 

 

どうでしょうか。

Cロケにある商品は1種類しかありません。

この商品をピックすればいいだけになります。

 

 

※もちろん正確性を期すために、

商品バーコードをスキャンして正確にピックできているか確認も併せて行います。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

このように、私たちが良く知る商品でさえ、

正しく早くピックするためには工夫が必要です。

 

 

ましてや、多種多様な商品をお預かりする物流業務では

入荷して初めて知る商品がほとんどです。

 

 

「正しい商品情報」

「正しく格納されたロケーション情報が商品と紐づいていること」

 

 

これがいかに重要か、

ということを研修で知ってもらっています。

 

そんな新卒社員も今月から本配属となり、

各々専属の持ち場を持って活躍してくれることと思います。

 

 

 

 

 

 

最後に。

 

来年入社予定のみなさん、4月の研修で同じネタをやります。

 

知らなかったことにしてお付き合いください(笑)

 

※ちなみにブログアイキャッチに使った写真は海外のカルピスです。
名前はCALPISではなく『CALPICO』なんです。

これ、マメ(知識)です。

 

<文・写真:システム課 飯塚>