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作業時間計測システム

2018.9.21
改善事例 広報

来週で9月も終了、ということで

気温が落ちたからのか、はたまた違う原因なのか、

ガクガクブルブル震えております(笑)

 

さて、

物流の仕事はお客様から頂戴する料金の中から

人件費、資材費などを捻出し、

サービスを提供する仕事です。

 

ここで重要になるのが 「人件費」

「人件費」1時間分の料金をいただいたサービスで

2時間も時間を費やしてしまったら

その時点で 「赤字」ですよね。

 

きちんと頂戴した料金の範囲内

(=決められた時間内)で

作業を完了させることが重要です。
(これは物流業に限ったことではないと思いますが)

 

 

当社は5年ほど前まで、これらの作業に掛かった時間を

作業者全員に手書き日報で提出をしてもらっていました。

 

1日8時間の作業で何をやったか、1日の最後に日報に書いてもらいます。

問題が2つ

 

「1日の最後に振り返ったとき、何をやっていたか思い出せない時間がある」

「たぶん、これやっていたハズという日報が提出される」

実態が正確に反映されてない日報が出来上がる。

 

もう1つ

「集まった全従業員・作業者の手書き日報を

1人の担当者が半日掛けて集計」×毎日

 

果たして、

人件費把握のために
不正確なデータを

人件費を掛けて収集をするという

無限ループが発生。。。。。

 

そんな課題を解決すべく、

4年前からこのようなシステムを導入しています。

 

WM-Station
(株式会社マーストーケンソリューション)

 

 

端末画面には作業対象の荷主様名が表示
(写真では消しております)、

作業者は担当する荷主様名のボタンを押します。

 

続いて、作業内容の選択。

【入荷入庫】【出荷出庫】などこれから行う作業を選択します。

 

選択すると向かって右側にICカードをかざす部分があり、

カードをかざすと登録が完了する、という仕組みです。

(ICカードは全従業員に貸与されています。当社は専用のICカードですが、

設定によっては交通系ICカードの登録もできるようです。)

 

 

これらのデータは、データ収集端末(PC)に収集され、

作業内容・時間の分析などに活用しています。

 

 

※当社の導入事例がマーストーケンソリューション様サイトにも掲載されています。

https://www.mars-tohken.co.jp/solution/case/detail/rfid-wmstationpackage.html

 

 

データ収集のみならず、
現在どこの作業に誰が従事しているかもリアルタイムで把握できます。

 

これにより、
日報の集計作業が大幅に簡素化され、
かつ作業毎の時間記録も正確なものになっています。

 

当社のデータは数十社の荷主様、
休憩も含んだ「作業開始」「作業終了」のデータ登録をしており、
マーストーケンソリューション様曰く、
このシステムを使われている会社さんのなかで
最も収集データ量が多いそうです(汗)。

 

 

でも、登録するデータ量が多いということは、
それだけお客様から頂戴しているお仕事が多いということ、
そのデータ蓄積はお客様の信頼の蓄積でもあると言えます。

ありがたいことです。

 

これからも1つ1つのデータが

お客様の信頼だと感じながらデータ集計をしていきます。

 

 

<文:システム課 飯塚>